何気ない場所と思っている玄関の意味

daiichikensetsu

2012年07月05日 09:52

住まいのことや子育て世代に関するあれこれを毎週お届けする「第一建設」から
今回は、「玄関の意味」についてお届けします。

普段から何気なく出入りをしている玄関。
住まいの出入口のほかに、靴を脱ぎ履きや、コートや帽子を脱ぐ、接客の場所、
収納スペースとして使われています。



玄関の意味を調べると「玄妙なるところへの関門」とされています。元は禅寺
の入り口を意味し、江戸時代になってから住居の入り口としても使われはじめ
たそうで、本来の意味を考えると玄関の使い方は少し変わってくるのかもしれ
ません。

関門というのは、2つの異なる場所を「結ぶ」ものであると同時に、「仕切る」
ものでもあります。
 「結ぶ」ことは、まさに「縁」であり、日本の住まいは「縁」を大切にする
形になっていました。こうした「縁」を大切にすることを考えると、玄関には
「迎える」という意味があります。実際に、接客や応対の場所として花や絵を
飾ったりしています。

一方、玄関に「仕切り」という考えで捉えると、例えば茶室のにじり口の意味
として表れます。どんな身分の者でも、刀を外し、頭を下げて入り口を入らな
ければなりません。ひと度、内に入れば、誰もが平等です。外と内を明確に分
けることで、考え出された入り口の形です。上がり框で靴を脱いで生活する文
化となっている日本の玄関では、「仕切る」意味が強く残されているのです。



このように、玄関が本来持っている「結び仕切る」スペースとして使う事、そ
して、気持ちを切り替えるという意味を知ることで幸せな暮らしと家族を築く
基本になるのです。


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