開き戸と引き戸の選択

daiichikensetsu

2012年09月06日 09:46

住まいのことや子育て世代に関するあれこれを毎週お届けする「第一建設」から
今回は、「開き戸と引き戸」についてお届けします。

日本の家と西洋の家との違いのひとつに扉の形があります。
現代の日本の家では、玄関も室内の戸も西洋と同じで『開き戸』が多くな
っていますが、長い歴史の中では、日本は『引き戸』が一般的でした。

扉のあり方ひとつを取り上げてみても、日本と西洋でなぜ違うのかはそれ
ぞれの文化が反映されていますが、その国の住まい方を理解するとことで
今後の家づくりの参考にもなるかもしれません。


富士宮市小泉施工例 HABITA星の舎(ほしのやどり)

例えば、日本には独特の『あいまい』の文化があります。
引き戸はまさに曖昧さがあるといえます。
扉の前の使い方で考えてみると、開き戸では前後に余裕がなければ扉とし
ての機能を果たせませんが、引き戸はその必要がありません。
扉の前に廊下や通路というスペースが必要な開き戸に対して、部屋の境界
線を曖昧なままで使用出来るのが引き戸です。

また、開き戸は気密性や遮音性が高く、外と内を遮断しやすい特徴があり
ます。
一方で引き戸は風通しが良いため湿気が逃げやすく、部屋を曖昧に仕切れ
るのが特徴で、日本の気候や文化の中で選ばれてきたようです。


富士市神戸施工例 HABITA出居民家(でいみんか)

住まいにおいて玄関や部屋の扉を選択する際に、引き戸か開き戸どちらが
自分達のライフスタイルに合っているのか再確認して選択してみてはいか
がでしょうか?


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