2013年04月18日

日本人の「巣まい」観

住まいのことや子育て世代に関するあれこれを毎週お届けする「第一建設」から
『日本人の「巣まい」観』についてお届けします。

 『古事記』の中で、「すまい」という文字に巣箱の「巣」の文字が使われて
います。
もともと、『万葉集』や『日本書紀』が書かれた当時は、ひらがなが無かった
ためあらゆる表現に漢字が置き換えられ使われています。
例えば「す」に当たる漢字としてお酒の(しゅ)や数の音読みの(すう)など
たくさんの「す」が万葉仮名と使われていました。漢字はもともと象形文字が
ルーツと言われていますが、初めてみた人には何の意味か分かるものではなく、
基本的には中国の発音を聞きながら「す」の音に似たものを当てていたようです。

日本人の「巣まい」観
HIBIKI CUBO J-wood (駿東郡清水町伏見モデルハウス)

「住まい」本来の意義を考えたうえで雛を育てる場所を表す「巣」の字が当て
られ、「巣まい」つまり住宅そのものが、子育てのためのものであったと主張
しているようにも考えられます。

しかし旧来の日本家屋には子ども部屋はなく、基本的に終戦後に西洋の住宅様
式が取り入れられたことで、子ども部屋が普及してきました。 

当然『古事記』の時代には子ども部屋はなかったため、当時の住まいを巣箱の
「巣」を用いた理由は、やはり家そのものの目的が子育てにあるという捉え方
だったのかもしれません。
部屋の作り方ではなく、住宅の目的が子育てにあると考えると住まいのあるべ
き姿がよりわかるのかもしれません。

日本人の「巣まい」観
HIBIKI CUBO J-wood (駿東郡清水町伏見モデルハウス)予約見学会4/22~6/16開催
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Posted by daiichikensetsu at 07:00│Comments(0)
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